タイトル通り、現在SNSをほとんどやめて、ストレスなく大変幸せな生活をしている20代後半の女です。
ちなみにここで私の言うSNSは、学生時代の友人、同級生、仕事関係の人など、リアルな人間関係と繋がっているアカウントのことを指しています。趣味で使うSNSはまた別です。
今時、Facebook、ツイッター、インスタグラムのアカウントを持っていない人のほうが、少ないのではないかと思うほど、多くの人がSNSを活用して色々なことを発信しています。
この記事は
- 他人の自慢を見たくない!
- 見たくないのに、嫌いな人の投稿を見てしまう。そしてイライラの悪循環。
- いいねの数などをついつい気にしてしまう。
といったような、SNS疲れをしてしまった人向けです。
精神的にとくに悪影響なSNS
これはどのSNSが、というより、使い方の問題かと思います。
私は本名のアカウントを使っている、フェイスブックとツイッターが何よりもストレスを溜めていました…
それはなぜなのか?
まず私とSNSの関わり方から考えてみます。
初めてSNSを始めたのは大学生の頃。ツイッターとフェイスブックを使うようになりました。
最初ツイッターは、リアルの友人と趣味のアカウント用として匿名で。
こちらは趣味の話題ばかり出てくるので、新しい情報を取り入れたり、ゲームの感想を適当に呟いたりと、楽しく使っていました。唯一の問題は時間泥棒だったということぐらいです。
フェイスブックは、友人以外のそこまで親しくない人たちのほうが多く、中高・大学・その他知り合いから申請がきたら、とりあえず承認していました。こちらは本名で使っていたSNSです。
本名で使うフェイスブックは、私も含めどの人もあまり投稿数は多くありませんでした。
しかし本名ゆえにリアルと直結しているので、基本的に見かける投稿はポジティブなものに限ります。
投稿者にとってポジティブとは、すなわち他人にとっては自慢に過ぎないことが多いです。
大学関係の人はとくに競争の激しい分野だったので、それぞれが自慢、自慢、自慢のオンパレード。そして仲良い人同士の飲み会の写真を載せまくりの、リア充アピール…
正直見る度にイライラしていました。
そしていいねによって可視化される、熾烈な水面下の争い。(と私が思ってただけかもしれませんが)
コメントでの馴れ合い。
皆そんなことは気にしてないというふりをして、心の中ではいいねの数を気にしていたはずです。コメントがつかないことにがっかりしたり、たくさんついて喜んだり、ということが気になってついつい投稿したら張り付いて見ていた人も多いのでは?
正直自分が上手くいっている時期は、あまりSNSも気になりませんでした。
しかし、自分がなんとなく色々うまくいっていない時、何か不幸な出来事があった時に見る他人の自慢ほど、堪えるものはありません。
自分の仕事が上手くいってないときに、他人が仕事で成功した投稿を読む。そして自分と比べてしまい、落ち込み、嫉妬し、いらいら…
人間関係で上手くいってないとき、自分がひとりぼっちの時に、大勢の友達と楽しくやっているなんて写真を見ると、これまた落ち込んだり、こんなことして馬鹿みたいだと人のことを思うことにしたり、と心は休まりません。
ある時、仕事関係でツイッターの本名アカウントも作らざるを得なくなり、作ってみたところ、後々これも大変なストレスをためることになりました。Facebookより投稿数が多いため、どうでいい人の意見なども見たくもないのに目にすることが増えてきます。
Facebookもツイッターも、暇つぶしについつい開いてしまうものの筆頭だったため、余計に目にする機会が増え、実生活に役立つどころか、私の精神的には悪影響しか及ぼしませんでした。
いつも人と自分を比べて、自分の不甲斐なさを責め、将来のことが不安になって眠れない日もありました。
嫌なのに、悪影響なのはわかっているのに見てしまう。SNS依存症と言われるほどの時間を見ていたつもりはありませんが、ある日SNSを必要以上に気にして振り回される自分にふと気づいたのです。
どんな投稿を見ると人は不快になるのか
20代後半になってくると、女性陣の結婚報告、子供が生まれた報告もちらほら目にするようになってきます。婚活だ晩婚だと昨今の世の中で盛んに叫ばれているのをみると、自分は大丈夫だろうかと、不安な気分になってくる人も多いでしょう。
本当に仲の良い友人などの幸せな報告は、微笑ましく見ることができます!
ただ、毎日、毎週、毎月、友達でもない知り合いの結婚、出産報告や、仕事でうまくいっている話、旅行の写真や内輪の飲み会の写真を見ても、全く面白くはありません。というより、本当は見たくもないという人がほとんどではないでしょうか?
これを見て、毎回いいね〜と心から思える人は、相当心の広い人かと思います。
本名で使うSNSは、繋がりたくなくてもお付き合いで繋がらざるを得ない人がたくさんいます。
いちばんの問題はこの人たち。
別に好きでもない人もたくさんいますが、仕方なく繋がっています。
そうすると、見たくもないその人の日常が見えてきてしまうわけです。
昔は手紙や電話など、1対1での近況報告しか、遠く離れた人のことを知る方法はありませんでした。だから本当に大事な人とだけ、近況報告をすればよかったのです。
しかし今は、自分にとって大事でない人、別に知らなくていい人と、毎日近況報告をし合っているような気がします。
これが一番のストレスなのではないでしょうか?
SNSをやめるか否か
本当にあなたにとって、それは必要な情報なのか?
他人の投稿を見ることで、あなたにとってプラスになるのか?
もしプラスになるのであれば、全く問題はありません。
しかし、少しでも精神的にマイナスな感情をもたらすのならば、今すぐやめたほうがいいでしょう。正直生活に何も影響はありません。
好きなものだけを見て、好きなことだけをする。
わざわざ自分から、ストレスをためにいくために、嫌いなものを見に行く必要がありません。
もちろん、それが難しいこともわかります。7年くらい、私もSNSから離れることはできませんでした。いつも自分のできなさを責めて、愚痴りながら、他人に嫉妬して。人間的にも嫌な人間になっていくのがわかるのに、どうしようもなく、ずっと悩んでいました。
でもSNSから少し離れるだけで、全く違う世界が待っていました。
今まで、どれだけ必要ない情報を入れて、自分自身で心を摩耗させていたのかと思うと、ぞっとします。
海外ではいまだFacebookは主流なのと、仕事柄使わないわけにはいかないので、私の場合、アカウントを消すことはせず、必要最低限は仕方なく使っています。
といっても、ほとんどの人をミュートで投稿を表示しないようにし、自身にとって大事な情報を得ることのみに使用しています。
SNS依存から抜け出すための方法
依存というと、朝から晩までというイメージですが、1日1度はつい開いてしまうなど日課になっている場合は要注意です。
毎回開くたびに嫌な気持ちになって、やめたいと思うのにやめられない。
その気持ちはとってもよくわかります。私がまさにそれだったからです。
私がSNSから離れるのに、とくに効果があった方法がこの3点です。
SNS脱却への方法
- 毎回ログアウトをする。
- ログインパスワードを無駄に長く、複雑化する。(この場合、自動入力はOFF)
- スマホのアプリから消す。使いたいときは、ブラウザから。
まず、毎回SNSのアカウントからログアウトをすることで、アプリをタッチするだけで見れるお手軽さがなくなります。開くまでに1アクション以上は必要となるので、さっと見たい時に見れなくなります。
それと同時にパスワードを長めの複雑なものにすることをおすすめします。
パスワードはメモかどこかに保存しておいて、毎回コピペをしないとログインできないようにします。SNSを使うことに緊急性があることはあまりないと思うので、また1クッション置くことができます。ここで忘れてはならないのが、パスワード自動入力をOFFにしておくこと!これをしてないと、すぐログインできるので、あまり意味がありません。
毎回自分でパスワードを入力するようにしましょう。
ここら辺で、暇な時についつい見てしまう、という行動に待ったをかけることができます。
面倒だと人間後回しでもいいや、と思ってしまい、よほど必要がなければ諦めてしまいます。その習性を逆に利点ととらえ、SNSを使うまでの面倒ごとをどんどん増やしていきます。
最後に、アプリを消しましょう。
ブラウザからのログインのみにすると、驚くほど見る時間が減ります。
私の場合は、これで一ヶ月丸々SNSを見なくても、全く気にならなくなりました。
それと同時にSNSストレスからも解放され、心が寛容になったような気がします!!
まとめ
今の世の中、本当にたくさんの情報が手元のスマホから入ってきます。
自分のプラスの情報もマイナスの情報も関係なく。
それが必要なことでなければ、自分にとってマイナスな情報を入れることにいいことは全くありません。
別にSNSを使っていなくても、人は幸せに生きていけます。
自分にとって幸せなことは、家族と、たまに会う友人にだけ話せばいいのです。
これがわかった途端、あなたの人生は、あなただけの人生になるのです。
私はSNSから離れて本当に楽になりました。
今まで、本当に必要ない情報を自ら進んで得ていたんだなぁと思います。
誰かと比べない。
これは情報が目に入ってきてしまえば、避けることは難しいです。
ならばこの情報を目にするツール。すなわちSNSから少し離れるだけで、それはとっても楽になります。
SNSで苦しんでいるなら、離れることでもっと幸せになれる。もっと楽になれる。ということが一人でも多くの方へ伝わったらと、この記事を通して願っています。