年末年始には、毎年世田谷ボロ市が開催されます。有名なこのボロ市ですが、いままで行ったことがなかったので、今年は初めて行ってみることに!
今年度の開催日程は、2019年12月15日・16日と2020年1月15日・16日の四日間でした。来年は2020年12月15日・16日と2021年1月15日・16日開催予定です。
ボロ市は毎年12月と1月の15・16日と開催日程が決まっています。平日でも休日でも変わらずこの日程なので、開催日は覚えやすいです。
さて、20万人以上が訪れるというこの有名な世田谷ボロ市。名前はとっても有名ですが、一体どんなものがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか?
なんとなく気になっているけど実態を知らない方へ、感想レポートをお届けします!
世田谷ボロ市とは
ボロ市は400年ほど前、北条氏政による世田谷城下で始まった楽市が発祥と言われています。ボロ市のボロとは、以前古着の売り買いが行われていたことから名付けられたようです。
現在は、着物を始めとする古着はもちろんのこと、生活雑貨や盆栽などの植木、古本など様々な物が売り買いされています。
骨董市や蚤の市など、古いもの好きの人にはたまらない品揃えとなっています。
開催場所は世田谷代官屋敷の目の前を通るボロ市通りを中心に、700店舗ほどが軒を連ねています。
最寄駅は東急世田谷線の世田谷駅と上町駅で、どちらの駅からも徒歩数分でボロ市の開催場所に行くことができます。
ボロ市の見所
ボロ市は今年(2019年)で442年継承しているようです。この横断幕、毎年「〜年」の部分だけ更新されているようなので、なんとなく記念に写真撮影。代官屋敷の向かい、世田谷信用金庫のあたりに置いてあります。
ボロ市はこの世田谷代官屋敷が中心地になっています。この向かい側からほど近いところに、名物の代官餅売り場もあります。
代官屋敷は重要文化財にもなっており、奥には世田谷区立郷土資料館もあります。わりと空いているので、ボロ市に疲れたら観光することもできます。
同じく中心地にくす玉がぶら下がっており、お昼くらいにくす玉割りのイベントがあります。私は結構遠くにいたので見逃しました。
ボロ市のお店あれこれ。掘り出し物は見つかるか?
ボロ市のメインであるお店!どんなものが売られていたのかご紹介します。
こちらは、バスか何かの行き先のプレート。好きな人にとってはたまらないのかも。ちょっとレトロで可愛い気もします。
こちらのお店では昔の棚や机を売っていました。この1番下にある文机とか結構好みで欲しかったのですが、置き場所がなさそうだったので諦めました。上の棚も渋くていい!!
こんな家具が合う部屋に住んでいる人になりたい今日この頃です。
江戸、明治、戦前の教科書売り場。値段もわりと安いので、多くの人が立ち読み。面白そうです。
神社の境内には、植木や盆栽をはじめとする植物系の出店がたくさんありました。
そこでようやく購入したのが、ゆずです!10個以上入っていて、無農薬。なんとお値段200円。お得ー!と思って即購入。お雑煮にも使えるし、ジャムにもできそうな量があるので、これから色々使うのが楽しみです。
これ以外にも着物や陶器など様々なものが売られています。朝一番9時台は平日だとそこまで混んでいません。ただ11時頃になると一気に人が増えて歩くのも大変になってくるので、混雑を避けるなら早めに来た方がいいかもしれません。
ボロ市の食べ物
幻の代官餅
今回1番楽しみにしていたのは、代官餅です。
つきたてのお餅を、あんこ・きなこ・からみ(大根おろし・鰹節・海苔・ねぎをあえたしょうゆ味)の3種類の味から選んで食べることができます。1パック700円ですが、大容量でおなかもいっぱいになるとか。
大人気と聞き、開始時刻の朝9時に行ったのですが、なんとすでに長蛇の列…
大体どれくらいの待ち時間か尋ねてみると、なんと驚異の二時間待ち!
二時間寒空の下待つのはさすがにきつかったので、断念しました。。
朝一ならおそらく30分から1時間前くらいには並んでないと、逆に1番混雑してるかもしれません。ただし遅く行くと今度は売り切れになってしまう可能性もあるので、どの時間に行くのがベストなのか見極めはかなり難しいです。
1~2時間待つ気力と寒さ対策さえしていれば、代官餅を食べることはできそうです。12・1月は本当に寒いので、カイロを持って行くことをお勧めします!!
意外と穴場なシャーピン
最近自宅でも作って見たのですが、餃子の大きいバージョンのようなシャーピン!中国のおやきなのですが、めっちゃおいしいです。このシャーピンの屋台はボロ市に二箇所ありました。
焼きたてをその場で食べることができます!私の訪れた平日の午前中は、ほぼ待つことなく購入することが可能でした。一枚300円で、あったかくておいしいシャーピンが食べられます!わりとボリュームもあるので、いい朝ごはん代わりになりました。
皮の厚みもあり、中身も肉汁でジューシー!手のひらくらいより大きめのサイズ感です。
おいしいたこ焼き
屋台といえば真っ先に思い浮かべるのがたこ焼き。たこ焼き屋さんもボロ市に何軒か出店しています。
寒さの中で食べるたこ焼きは一段とおいしかったです!この日はとくに冷えたので、熱々のたこ焼きで手と体を温めました。
甘酒、おだんご、クラムチャウダー、焼きそばなど
そのほか一杯100円の甘酒を飲んだり、ちょこちょこと色々なものを食べることができます。
今回は食べなかったものの次回食べてみたいと思ったのは、クラムチャウダー!なんでボロ市にあるのかは謎ですが、とても美味しそうでした。
焼きそばやシュラスコ、牛串など色々な食べ物の出店があったので、食べ歩きだけでも楽しめそうです。
まとめ
朝9時から世田谷ボロ市に突入し、私が帰宅し始めたのは12時頃です。
一通り見るだけであれば、1~2時間もあれば見ることができると思います。(平日朝9時で混んでない場合)
色々食べ歩きをしたり、じっくり見ていると朝から来ていてもあっという間に混んで来ますが、お祭り気分で楽しくもあります。骨董品も多く、お皿や家具をはじめなんだかわからないガラクタのようなものまで、見ているだけでも面白いものが多い印象です。
1つだけ私が持っていけば良かったと痛感したのは、ホッカイロです。動いていればそこまででもないのですが、お店の物をじっくり見たり、並んだりしているとどんどん体が冷えて来ます。
ということで、ホッカイロや、マフラー、手袋、暖かい靴下など、防寒はしっかりしておくことをお勧めします。
世田谷ボロ市は初参戦でしたが、色々食べ歩きをしたり普段行かない町を歩いたり、あまり見たことのない骨董品を見たりとかなり楽しみました。
お店も本当に様々なものを売っているので、興味がある場所を覗きながら見るのもおすすめです!
世田谷ボロ市の次回の開催は、2020年の12月15と16日です!